日本ではリアップと呼ばれる育毛薬ミノキシジルの効果と副作用

日本ではリアップと呼ばれる育毛薬ミノキシジルの効果と副作用

皮膚科や育毛クリニックで薄毛の治療の受けるときに、育毛の促進のために処方されることが多い薬がミノキシジルになります。

 

ミノキシジルはもともとは1970年代に、高血圧症の症状を改善するための薬として開発されました。

 

しかし血圧を下げる効果はあまり見られず、体全体の体毛が増えて濃くなるという副作用があったために、次第に使われなくなりました。

 

そこから製薬メーカーは、この副作用を利用できないかと考え、発毛薬として開発して、発売に至ったという少し変わった歴史を持っている薬です。

 

ミノキシジルは、当初は血管を広げる作用を期待されて作られた薬なため、使用することで血流の改善が見込めます。

 

それにプラスして、毛母細胞の衰えをストップさせる、毛乳頭細胞が増加するのを助けるなどの働きをすることが認められています。

 

このミノキシジルは、日本では「リアップ」の商品名で、またアメリカでは「ロゲイン」の名前で市販されています。

 

市販薬はいずれも塗り薬ですが、皮膚科などで処方される場合には塗り薬と飲み薬の療法があります。

 

ミノキシジルを使用すると「髪の毛が太くなる」「長く伸びるようになる」「新しい毛が生えてきやすくなる」などの、発毛・育毛の効果がみられることがあります。

 

どちらかといえば前頭部よりも、頭頂部の薄毛に効果が見られることが多い薬です。

 

育毛薬の宿命とも言えますが、ミノキシジルの場合も使用をやめると薄毛や脱毛が再開してしまうという問題があります。

 

薄毛・脱毛は様々な原因、きっかけから起こるものですから、それらを改善しながら育毛薬をやめるタイミングを図っていくことも大切なことになります。

 

ミノキシジルの持つ「髪以外の体毛が増加する」という副作用は、特に女性にとって懸念される問題です。

 

体の部位にもよりますが、体毛の成長期は半年ほどだとされていて、それほど長期間ではありません。

 

女性がこの薬を使用する際には、たとえば肌の露出が増えることの多い夏に向けての時期などのときには、体毛の増加の可能性を考えながら薄毛治療を行っていく必要があるといえます。

 

 

 

育毛を成功させるなら毛根ケアは欠かせない

 

頭髪は頭皮の毛根で育てられています。

 

頭髪を草花に例えるなら、頭皮は大地、毛根はそこに植えられている根っこになります。

 

根が大地にしっかりとはっていないと、表面に出ている頭髪は十分に育つことができません。

 

毛根部は頭皮の内側で毛包という皮膚のくぼみの中に包まれています。

 

毛根の一番奥にある毛乳頭には毛細血管が入り込んでいます。

 

この毛細血管を通って、頭髪の原料となるアミノ酸やミネラルなどの栄養分が運ばれてくるのです。

 

頭皮の内部に隠れていて、普段は見ることのできない毛根をきちんとケアすることで、健康で丈夫な髪の毛を育てることができるようになります。

 

抜けた髪の毛を見ると、根元の部分が丸く膨らんでいるのがわかりますが、これが毛母になります。

 

毛母では、頭髪の組織となる毛母細胞を生み出しています。

 

毛母細胞は、毛乳頭から送られてきたアミノ酸やミネラルなどの栄養分からの指示を受けて、細胞分裂をくり返し、やがて毛髪を生み出すことになります。

 

育毛、発毛を意識すると、誰もが目に見える頭皮や目に見える毛幹部だけに気が行くものです。

 

ですが、健康で丈夫な髪の毛を育てるには、その根元にある毛根部のケアにも目を向ける必要があるのです。

 

すでに説明したミノキシジルの血流改善効果も大切ですが、日頃の食事からの栄養補給も育毛には欠かせない要素ということになってきます。